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2005.04.08

星読みの理由

最近、占星術の講座はないのですか?という有難いお言葉をちらほら頂いております。

私も常々考えていたのですが、初級というか、ベーシックなサワリくらい、少なくとも本人のチャートを読んで状態が分る程度の講座やセミナーは出来ないかなあと思っておりました。

基本的な内容のテキストを見ながら説明し、それぞれのチャートのキモとなる部分を読んで、スターゲイザーなどの占星術ソフトで、トランシットを考えるだけでも、ずいぶん違うかも知れませんね。

ただ、曲がりなりにも基本といえども、その技術を伝授するからには、その倫理をも伝える必要があるなとも私は考えています。

私の場合、星を読むのは、最初とても楽しかった。しかし途中からどんどん苦痛になっていきました。
未来をある程度予測できるというのは、楽しいことばかりではありません。そして人の運命の片鱗に触れることは、悲しみと苦痛も共有します。実際、鑑定する時というのは、皆さん切羽詰まって来られる時です。その悲しみと苦しみを、ある程度受け止め、それを昇華するのも星読みの役目の一つだと私は思います。

ありとあらゆる悲しみと苦しみを受け止めるためには、人以上の苦しみと悲しみを体験する必要があるとも思います。そのてん、私は本当にまだまだと思うこともあります。

だから本音を言えば、誰でもかれでも星読みに、とはとても私には思えません。想像以上に苛酷な職業だからです。ただ自分のチャートを知り、流れを読み取る程度ならばいいのではないかと思っております。

そのセミナーの場合、テキストも分りやすく、完全に初心者むけにするつもりです。また御興味あるかたは是非メールを下さい。

それにしても、以前私が聞いたことで、不幸な占い師が開運指南をするのはへんだよね、という事がありましたが、その時はなるほどそうかもと思っていたのですが、今にして思えば、そんなことはないかと思っております。

占い師とは本来魚座か12ハウスの世界の住人であり、それは社会から逸脱し、その世界観を解体するという役目をになっているのです。

だから占い師は、俗世間のいわゆる「幸運」というものから、最も遠いところにいて、客観的になれるからこそ、冷静になって社会を俯瞰できるし、アドバイスもできるのです。もちろん社会のルールや仕組を勉強することも必要でしょう。しかし、そこで大切なのは、例えばどんなに株式を勉強しても、占い師は基本的にそれに手を出してはいけないのだと思います。

必然的に、貧乏なのに金運を読んだり、無職なのに適職のアドバイスをしたり、独身彼氏いない歴ウン年でも恋愛の指導をしたり、ということもありえます。

ここで問題なのは、それらの「社会的幸運」に対して執着を持っていることが一番占い師としてはみっともないことなのだと思います。「満足」していないままその状態になっていても仕方がありません。そうではなくて、それらに対しての執着を手放した上で、アドバイスをすることが必要になるのだと思うのです。

易でいうと「天山遁」の上九、「肥遁」の心境ですね。山の中の仙人。

そもそも、社会のそういう部分から、心か解き放たれている状態になっていることが肝心なのです。

私はずいぶん長いこと、自分のその運命を受け入れることに抵抗がありましたが、今はとても静かに、その「役割」を受け止める気持ちになっています。まあ、まだまだですがね(苦笑)

細木氏がテレビで吠えていましたが、まああれもある意味マスコミという12ハウスの住人とも言えますが、あんなに派手に「社会」に出るのでは無く、妖怪ポストに手紙を入れたら、カラコロとげたをならしながら登場する、本物の占い師になりたいものだなあと私は思っています。

*****

最近、トランシットと歴史の対応やら、社会の政治経済の対応やらを調べたり考えたりしていると同時に、東洋の易経を読んでいるところです。西洋占星術なのにどうして東洋? 逆に日本人なのに何故西洋占星術?というのは私のなかでもジレンマでした。私は明らかに東洋的な発想と哲学思想に共鳴している人間です。しかし占星術という観点で考えると、どうしてもやはり西洋占星術のチャートのほうがしっくり来るようです。

西洋も東洋も、そもそも星の運行で考えていたという点は同じだったのではないかと思うのです。西洋のキメ細やかさで、東洋的にアスペクトの考え方ができればいいなあと思っていますが。。。

それにしても易はすごいです。これはもう神の領域に踏み込んでいるかも、と思うことがあります。

7日の朝のニュースで、笑うことで、人間の中の遺伝子で64個動くものがあるのだと報道していました。新陳代謝を促し、血糖値を下げる作用があった「笑い」。笑うというのは、物凄いことなのかも知れません。サビアンでもサインの最後から最初に抜けていくエネルギーは、「笑い」というものが必要になるのではないかと私は思っていました。

そして64というと、易の卦の数と同じだ、と、眠けが一気に吹き飛ぶ気分でした。

遺伝子のパターンと易のパターンというのは、関連性があるのではという話も本で読みました。
本当に神秘的です。

巧妙に作られた易は、実は高度な数字の魔法。そんな気がしてなりません。

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Tracked on 2005.05.13 at 19:23

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